「なんか、しんどいなぁ・・・」
「でも、熱はないんだよなぁ・・・」
「気のせいなのかなぁ・・・」
そんな人は、たくさんいると思います。
もしかすると、その不調、心拍数には表れているかもしれませんよ。
あなたは、ちゃんと自分の体調の「見える化」をしていますか?
このページでは、心拍数をスマートウォッチを使って24時間記録する方法について書いています。
0.心拍数は健康状態のバロメーターです。
風邪などの病気の時はもちろんのこと、緊張や不安、ストレスによる心身の不調がある場合にも心拍数は上昇します。
(自律神経のバランスが乱れて、交感神経が活性化するためです。)
また、かかりつけの薬剤師さんからは、
なので、血圧測定も大事だけど、心拍数の変動も観察しておくように・・・
と言われています。
あと、心拍数が上がる要因としては、ホルモンバランスの乱れもあるみたいです。
(ホルモンバランスというと、女性だけに関係しているワードのように思われがちですが、男性にも関係があります。)
だいたい40代以降に始まり、女性より長く続くこともあるとか・・・
私はそんなことを聞いていたので、心拍数の24時間変動を記録しようと考えました。
1.心拍数を記録するのに最初に浮かんだのはApple Watchでしたが・・・
では、何で心拍数を記録しようか・・・?
考えたのは、スマートウォッチでした。
いつも身に着けているし、脈拍を測る=手首で・・という単純な発想です。
そこで最初に浮かんがのが、Apple Watchでした。
ここでも、スマートウォッチ=Apple Watch・・という単純な発想です。
◇
そこで、WebサイトなどでApple Watchを使ったら、どんな感じで心拍数を測れるのかを調べてみました。
調べてみると、Apple Watchで心拍数が測れることは分かりました。
でも、自分の思っていたのとは、ちょっと違ってました。
◇
まず、現在の心拍数は、Apple Watchの画面に数字で表示されます。
今は85bpmだとか・・・
(bpmは、1分間の心拍回数を表す単位で、beat per minutesの略です。)
それは問題ないのですが、24時間の連続した心拍数の変化を見る画面では、棒グラフが並んでいるような表示でした。
イメージを描くと、下のようになります。
1本1本の棒の長さ(高さ)が、ある時間(たぶん30分)内で心拍数が変化した幅を表しているようです。
そして、ある時間が過ぎると、新しい棒グラフが右へ右へと増えていくといった具合です。
私がイメージしていたのは、心拍数の変化が連続的な折れ線グラフで表されるようなものだったので、ちょっと違いました。
想像していたイメージを簡単に表現すると、下のような感じです。
◇
そんなこんなで、何となくApple Watchに納得できてなかったのですが・・・
そんな時、たまたま知り合いがFitbit(フィットビット)のデバイスを手首に着けているのを見ました。
ということで、私は今、Fitbit(フィットビット)デバイスで毎日の心拍数を記録しています。
◇
では、Fitbitのデバイスとはどんなものなのか? どんな風に使えるのか? について説明していきたいと思います。
2.心拍数の24時間記録には、Fitbitデバイス&アプリを使っています。
私が日頃、心拍数のデータを取得するのに使っているウェアラブルデバイスは、Fitbit(フィットビット)社(※)製 Alta HRです。
そのデータをスマホのFitbitアプリで記録・管理しています。
※Fitbit社は、心拍数や睡眠時間などのデータを記録できるウェアラブル活動量計を製造している会社です。
そうしたデバイスでは世界で市場No.1とも言われています。
デバイスにはスマートウォッチタイプやトラッカータイプなどがあります。
それらを手首に着けることにより、心拍数などのデータをスマホのアプリで記録・管理できます。
下の写真がFitbit Alta HRで、リストバンド型のトラッカーです。
これを腕時計のように、手首に着けています。
現在、Alta HRは中古品が主になっていますが、Fitbit社で心拍数データを記録できる製品バージョンとしては、Sense2、Vears4、Versa3、Versa2、Charge5、Luxeなどがあります。
(2022年11月時点)
参考)Fitbitデバイスのサイズは、Fitbit社のHPによると「Smallサイズが手首周囲140mm~170mm、Largeサイズが手首周囲170mm~206mm」です。
3.Fitbitアプリで心拍数のデータを見る方法
では、Fitbitアプリを使って、心拍数に関するデータを見る方法について紹介していきます。
アプリのスマホへのダウンロードは、www.fitbit.com/setupから無料でできます。
(ダウンロードした直後は、自分の個人データなどを入力するセットアップ作業があります。)
まずは現在の心拍数を見る
セットアップ作業を完了したら、Fitbitアプリのホーム画面を開きます。
開いたホーム画面を下にスクロールすると下の画面のような♡マークがあり、♡マークの横が現在の心拍数です。
bpmは、「Beats Per Minute」の略で、1分間当たりの心拍数です。
過去30日間における安静時の心拍数を見る
次に、このホーム画面の♡マークをタップすると、下のような画面になります。
赤枠で示されたグラフが、“過去30日間の安静時の心拍数”になります。
このグラフから、日々の心拍数の代表値である安静時心拍数の変動を知ることができます。
日々の変動を見ることで、「最近ちょっと疲れが溜まってきてるかなぁ・・・」などの目安になるかと思います。
1日の心拍数の変動を見る
次に、1日の中での心拍数の変動を見てみます。
先ほどの画面(下の画面)を下にスクロールします。
スクロールすると、過去の日々の心拍数変動が日毎(24時間毎)に分類されていて、横軸のグラフで表されています。
(例えば、下の画面の赤枠部が、ある日の心拍数の動きを表しているグラフになります。)
過去30日より前のグラフも残っています。
Fitbitアプリで心拍数の記録を始めた日のデータも残っています。
つまり、データはずっと残っています。
さて、このグラフでは小さくて見にくいので拡大するために、その1つをタップしてみます。
タップすると、その日の24時間の心拍数変動グラフが拡大されます(下の画面)。
グラフの下には、その日の“安静時の心拍数”が示されています。
さらにその下には、“心拍数ゾーンの時間”というグラフが表示されています。
ここには、「ピーク」時、「有酸素運動」時、「脂肪燃焼」時の3つの各ゾーンにおける時間が表されています。
(例えば、上の画面では「ピーク」時:0分、「有酸素運動」時:16分、「脂肪燃焼」時:9時間40分となっています。)
この“心拍数ゾーンの時間”の定義については、後ほど説明します。
特定時刻の心拍数を見る
さらに、1日の中でも特定の時刻における心拍数を調べる方法について説明します。
先ほどの画面(下の画面)の右上の赤枠部をタップしてみます。
タップすると、このグラフがさらに拡大された画面になります(下の画面)。
この拡大されたグラフで、知りたい時刻をタッチすると、その時刻の心拍数を見ることができます。
(例えば、上の画面では、14:10の心拍数は71bpmです。)
心拍数ゾーンについて見る
では、先ほど出てきた“心拍数ゾーンの時間”の3つの段階「ピーク」、「有酸素運動」、「脂肪燃焼」について調べる方法を説明していきます。
一旦、Fitbitアプリのホームページに戻ります。
ホームページ左上の赤枠部をタップしてみます。
タップすると、アカウントに関するページになります。
このページを下にスクロールすると、「心拍数ゾーン」という項目があります。
この「心拍数ゾーン」をタップしてみます。
タップすると、心拍数ゾーンの画面に切り替わります。
この画面に「ピーク」、「有酸素運動」、「脂肪燃焼」のそれぞれ心拍数の幅が表示されています。
上の画面では、
・心拍数141〜が「ピーク」ゾーン
・心拍数116〜141が「有酸素運動」ゾーン
・心拍数83〜116が「脂肪燃焼」ゾーン
です。
(これらの値は、年齢や性別によって違ってきます。)
◇
いちいち自分でメモなどしなくても、Fitbitの製品を手首に着けるだけで、毎日の心拍数をデータを自動的に記録することができます。
つまり、日頃の体調管理が苦もなくできるようになります。
また、Fitbitアプリでは心拍数データを使って、有酸素運動によるフィットネス量を数値化することもできます。
その数値を、あなたと同年齢で同性の方と比べることもできます。
そのことで、ダイエットなどの目標も立てやすくなります。
それらの方法については、下のページに書いています。
現在、Alta HRは中古品が主になっていますが、Fitbit社で心拍数データを記録できる製品バージョンとしては、Sense2、Vears4、Versa3、Versa2、Charge5、Luxeなどがあります。
(2022年11月時点)
参考)Fitbitデバイスのサイズは、Fitbit社のHPによると「Smallサイズが手首周囲140mm~170mm、Largeサイズが手首周囲170mm~206mm」です。
4.心拍数についてもう少し調べてみる。
ここまでFitbitアプリを使って、心拍数の24時間の記録を見る方法を書いてきましたが、一般的な心拍数はどれくらいなのでしょうか?
ウィキペディアには以下のような記述があります。
安静時心拍数(安静にしているときの心拍数)は、人間の場合、男性で60~70程度、女性で65~75程度。
最大心拍数(拍動が最も速くなった場合の限界値的な心拍数)は、年齢が高くなるほど下がる傾向があり、
一般的に成人では「220-年齢数」程度、高齢者や低体力者では「215-年齢数」であるといわれる。出典元:心拍数 – Wikipedia
僕はいつもストレスフルだからな・・・
ちょっと気になる。
別の記事には、こうあります。
健康な成人の安静時の脈拍数は、個人差はありますが、1分間に約60~100回となっています。
というように、出典によって違いはありますが、安静時の心拍数は自分の健康状態を知るための指標になります。
また、ウィキペディアにありました最大心拍数(拍動が最も速くなった場合の限界値的な心拍数)についても、気にしておくべきだと思います。
この最大心拍数を超える過度な運動は控えるべきです。
ここで出てきた安静時心拍数や最大心拍数の値は、年齢や性別によっても違っていて、個人によっても差があるものです。
そのため、平常時はどのくらいの値なのか、1日を通しての変動や日毎の変動はどれくらいなのか、など日頃から自分の心拍数を知っておくことが大事になります。
そうすることで今の健康状態や体調を崩しかけるキッカケを知る手掛かりになると思います。
5.まとめ
心拍数は、体調の変化や心の動き、心疾患などの予兆を知るバロメーターです。
心拍数の値は、人それぞれ違います。
自分の日々の心拍数を知っておくことが大切です。
自分の心拍数の変化を知ることで、健康状態の変化にも気が付きやすくなります。
Fitbitアプリは、自動的に心拍数のデータを記録してくれます。
現在、Alta HRは中古品が主になっていますが、Fitbit社で心拍数データを記録できる製品バージョンとしては、Sense2、Vears4、Versa3、Versa2、Charge5、Luxeなどがあります。
(2022年11月時点)
参考)Fitbitデバイスのサイズは、Fitbit社のHPによると「Smallサイズが手首周囲140mm~170mm、Largeサイズが手首周囲170mm~206mm」です。
おわり