風邪気味など病気の時は当然ですが、不安や緊張でストレスが高まっている場合でも心拍数は上昇します。
(ストレスで自律神経のバランスが乱れてしまい、交感神経が活性化するため、身体にも不調が現れます。)
また、かかりつけの薬剤師さんに、
なので、血圧測定も大事だけど、心拍数の変化もよく観察しておくように・・・
と言われたことがあります。
◇
さらに、心拍数が上がる要因として、ホルモンバランスの乱れもあるようです。
(ホルモンバランスというと、女性だけに関連しているワードのように思いがちですが、男性にも関係があります。)
多くの場合は40代頃から始まって、女性より長く続くこともあるそうです。
そんなことを聞いていたので、これからの体調管理のために、心拍数を24時間記録してみようと考えました。
0.心拍数を記録するのに最初に浮かんだのはApple Watchでした
では、何で心拍数を記録しようか・・・?
考えたのは、スマートウォッチでした。
いつも身に着けているし、脈拍を測る=手首で・・という単純な発想です。
そこで最初に浮かんがのが、Apple Watchでした。
ここでも、スマートウォッチ=Apple Watch・・という単純な発想です。
◇
そこで、WebサイトなどでApple Watchを使ったら、どんな感じで心拍数を測れるのかを調べてみました。
調べてみると、Apple Watchで心拍数が測れることは分かりました。
でも、自分の思っていたのとは、ちょっと違ってました。
◇
まず、現在の心拍数は、Apple Watchの画面に数字で表示されます。
今は85bpmだとか・・・
(bpmは、1分間の心拍回数を表す単位で、beat per minutesの略です。)
それは問題ないのですが、24時間の連続した心拍数の変化を見る画面では、棒グラフが並んでいるような表示でした。
イメージを描くと、下のようになります。
1本1本の棒の長さ(高さ)が、ある時間(たぶん30分)内で心拍数が変化した幅を表しているようです。
そして、ある時間が過ぎると、新しい棒グラフが右へ右へと増えていくといった具合です。
私がイメージしていたのは、心拍数の変化が連続的な折れ線グラフで表されるようなものだったので、ちょっと違いました。
想像していたイメージを簡単に表現すると、下のような感じです。
◇
そんなこんなで、何となくApple Watchに納得できてなかったのですが・・・
そんな時、たまたま知り合いがFitbit(フィットビット)のデバイスを手首に着けているのを見ました。
ということで、私は今、Fitbit(フィットビット)デバイスで毎日の心拍数を記録しています。
◇
では、Fitbitのデバイスとはどんなものなのか? どんな風に使えるのか? について説明していきたいと思います。
1.心拍数の24時間記録に、Fitbitデバイス&アプリを使っています
私が日頃心拍数のデータ記録に使っているウェアラブルデバイスは、Fitbit社(※)製 Alta HRで、そのデータをスマホのFitbitアプリで管理しています。
※Fitbit社は、心拍数や睡眠時間などのデータを記録するウェアラブル活動量計を製造している会社です。
それらのデバイスでは、世界で市場No.1とも言われている会社です。
デバイスには、スマートウォッチタイプやトラッカータイプなどがあり、そこから取得したデータをスマホのアプリで記録・管理できます。
下の写真がFitbit Alta HRで、リストバンド型のトラッカーです。
これを腕時計のように、手首に着けています。
現在、Alta HRは中古品が主になっていますが、Fitbit社で心拍数データを記録できる製品バージョンとしては、Sense2、Versa4、Versa3、Versa2、Charge5、Luxeなどがあります。
(2022年11月時点)
参考)Fitbitデバイスのサイズは、Fitbit社のHPによると「Smallサイズが手首周囲140mm~170mm、Largeサイズが手首周囲170mm~206mm」です。
2.心拍数の記録を見るためのFitbitアプリの使い方
では、Fitbitアプリにおいて、心拍数のデータを見る方法について紹介していきます。
アプリのスマホへのダウンロードは、www.fitbit.com/setupから無料でできます。
(ダウンロードした直後は、自分の個人データなどを入力するセットアップ作業があります。)
現在の心拍数を見る
セットアップ作業を完了したら、Fitbitアプリのホーム画面(ダッシュボード画面)を開きます。
開いたホーム画面をスクロールすると下の画面のような♡マークがあり、♡マークの横の数字が現在の心拍数です。
下の画面だと、現在の心拍数は80bpmですね。
過去30日間の安静時心拍数の変化を見る
次に、ホーム画面の♡マークをタップすると、下のような画面になります。
赤枠で示されたグラフが、“過去30日間の安静時の心拍数”になります。
このグラフから、心拍数の代表値である安静時心拍数の日々の変化を知ることができます。
この安静時心拍数の日々の変化を見ることで、「最近ちょっと疲れが溜まってきてるかなぁ・・・」などの目安になるかと思います。
この安静時心拍数に関しては、次の章でも詳しく説明しています。
24時間の心拍数変化を見る
次に、1日の中(24時間)での心拍数の変化を見てみます。
下の画面をスクロールします。
スクロールすると、24時間の心拍数変化を示した折れ線グラフが日毎に並んでいます。(下の画面)
このグラフでは小さくて見にくいので拡大するために、どれか1つをタップしてみます。
タップすると、その日の24時間の心拍数変化グラフが拡大されます。(下の画面だと上半分)
グラフの下には、その日の“安静時の心拍数”が示されています。
(上の画面では、77bpmですね。)
さらにその下には“心拍数ゾーンの時間”というものが示されていて、「ピーク」、「有酸素運動」、「脂肪燃焼」の3つのゾーンにおける各時間が表示されています。
(上の画面では、「ピーク」:0分、「有酸素運動」:16分、「脂肪燃焼」:9時間40分となっています。)
この“心拍数ゾーンの時間”がどんな心拍数を示すのかについては、後ほど説明します。
特定時刻の心拍数を見る
さらに、1日の中でも特定時刻の心拍数を見る方法について説明します。
下の画面右上の赤枠部をタップしてみます。
タップすると、このグラフがさらに拡大された画面になります。(下の画面)
この拡大されたグラフでは、任意の時刻をタッチすると、その時刻の心拍数を見ることができます。
(上の画面では、14時10分の心拍数は71bpmです。)
心拍数ゾーンについて見る
では、先ほど出てきた“心拍数ゾーンの時間”の3つの段階「ピーク」、「有酸素運動」、「脂肪燃焼」がどのような心拍数を表しているのかを見てみます。
一旦、Fitbitアプリのホームページ(ダッシュボード画面)に戻ります。
ホームページ左上の赤枠部をタップしてみます。
タップすると、アカウントに関するページになります。
このページをスクロールすると、「心拍数ゾーン」という項目があります。
この「心拍数ゾーン」をタップします。
タップすると、心拍数ゾーンのページに切り替わり、「ピーク」、「有酸素運動」、「脂肪燃焼」のそれぞれの心拍数範囲が示されています。
上の画面では、
・心拍数83〜116が「脂肪燃焼」ゾーン
・心拍数116〜141が「有酸素運動」ゾーン
・心拍数141〜が「ピーク」ゾーン
です。
(これらの心拍数の値は、年齢や性別によっても違ってきます。)
◇
以上が、心拍数の24時間記録に見るためのFitbitアプリの使い方になります。
このように、Fitbitデバイス&アプリを使うことで、自動的に日々の心拍数を記録できるようになります。
また、このデータは記録を始めた(Fitbitデバイスを着け始めた)日から、ずっとアプリの中に残っています。
現在、Alta HRは中古品が主になっていますが、Fitbit社で心拍数データを記録できる製品バージョンとしては、Sense2、Versa4、Versa3、Versa2、Charge5、Luxeなどがあります。
(2022年11月時点)
参考)Fitbitデバイスのサイズは、Fitbit社のHPによると「Smallサイズが手首周囲140mm~170mm、Largeサイズが手首周囲170mm~206mm」です。
3.安静時心拍数について調べてみる
ここまでFitbitアプリを使って、心拍数の記録を見る方法を書いてきましたが、その中で出てきた安静時心拍数とは一体どれくらいが普通なのでしょうか?
ウィキペディアには以下のような記述があります。
安静時心拍数(安静にしているときの心拍数)は、人間の場合、男性で60~70程度、女性で65~75程度。
出典元:心拍数 – Wikipedia
ちょっと気になる。
別の記事には、こうあります。
健康な成人の安静時の脈拍数は、個人差はありますが、1分間に約60~100回となっています。
というように、安静時心拍数の値は出典によって違いがあります。
また、年齢や性別によっても異なり、個人によっても差があるものです。
つまりは、自分の心拍数について、24時間での変化はどのくらいなのか、日によって値がどれくらい変わるのか、など日頃から知っておくことが大切になります。
そうすることで今の健康状態や体調を崩しかけるキッカケを知る手掛かりになると思います。
4.まとめ
心拍数は、体調の変化や心の動き、心疾患などの前触れを知るバロメーターです
心拍数の値は人それぞれ違うので、自分の日々の心拍数変化を知っておきましょう
日々の心拍数変化を把握しておくことが、自分の健康状態を知ることに役立ちます
Fitbitデバイスを手首に着けておくだけで、自動的にスマホアプリで心拍数を記録できます
Fitbitアプリ内に記録されたデータは、ずっと消されずに残ります
現在、Alta HRは中古品が主になっていますが、Fitbit社で心拍数データを記録できる製品バージョンとしては、Sense2、Versa4、Versa3、Versa2、Charge5、Luxeなどがあります。
(2022年11月時点)
参考)Fitbitデバイスのサイズは、Fitbit社のHPによると「Smallサイズが手首周囲140mm~170mm、Largeサイズが手首周囲170mm~206mm」です。
おわり